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ストレス性の病気

実際の相談

当店でご相談いただき、漢方薬で症状が改善した方の一部をここでご紹介いたします。
ストレス性の症状は、病院でも原因がわからず治療法もない場合も多く、長年悩んでいる方が多いのが実情です。
ストレス性の病気は東洋医学では気の滞りや気の不足、気の逆流と考え、気の巡りを良くする漢方薬を出します。
西洋医学では「気」の概念がないため、病院で長い間治らない症状も、漢方薬で改善する場合も多いのです。


不眠症

73才 女性

10年くらい前より、睡眠薬を服用。飲まないと眠れないので手放せないでいたが、知り合いより睡眠薬を長く飲むとよくないと聞き、心配になってご来店。
不安感も強く、動悸や息苦しさも気になっていたようです。
不眠症は高齢の方に多く見られます。しっかり眠るためには、ある程度エネルギーが必要です。高齢の方は体力低下とともに、寝るためのエネルギーが不足してしまうため、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。また、心臓の機能低下により、不安感が強くなったり、動悸、息切れも現れます。
この方には、心機能を改善し、眠るためのエネルギー補う漢方薬を出しました。
今まで飲んでいた睡眠薬はすぐに辞めずに、しっかり眠れるようになるまで、漢方薬と併用してもらいました。
飲み始めて20日位で、寝つきが良くなり、自己判断で睡眠薬を半分にしてみているということでした。
3か月後には睡眠薬を飲まなくても漢方だけで眠れるようになったということでした。
その後、しっかり眠れるようになったので、漢方薬もやめて様子を見ることにしました。
ご近所の方なので、時々お店に顔を出していただいていますが、漢方をやめて2年たっても、自力でしっかりと眠れているということでした。


45才 女性

1年前より生理が来なくなり、その頃よりほてり、不眠に悩んでいたようです。体力もなくなってきたようで、風邪をよく引き、なかなか治らないとご相談にみえました。
更年期の時期は、体温が高くなり、ほてりや汗で悩む方が多いのですが、不眠の相談もかなりあります。年齢的に仕事や子育てで忙しい時期で、しっかり眠れないと体力が持たないと感じる方が多いようです。
漢方薬は、体力をつけ、エネルギーを補うお薬と、ほてりを抑え、安眠作用のあるお薬を出しました。
飲み始めて2週間ほどで寝つきが良くなり、ぐっすり眠れるようになったと喜んでいました。
1か月後にはほてりも気にならなくなったということです。3か月を過ぎるころには、体力もついてきたと感じられるようになり、風邪もひきにくくなったということでした。

イライラして過食

45才 女性

1年前より生理が来なくなり、常にイライラが強く、それに伴い、食欲がコントロールできず、つい過食になってしまうと悩んでご相談にみえました。
食事を食べすぎるため、いつも消化不良のようで胃腸の調子が悪く、むくみ、頭痛、不眠もありました。
漢方薬は胃腸の調子を整え、イライラを改善するお薬と、自律神経を調整するお薬を出しました。
飲み始めて1か月くらいで、イライラはかなり改善。気分がすっきりし、過食かなり減ったということでした。2か月後には胃腸の調子も良くなり、むくみ、頭痛、不眠も改善しました。

パニック障害

37才 女性

子育てが一段落し、半年前から仕事を再開しましたが、電車に乗るとパニック発作を起こしやすく、何度か途中で電車を降りなくてはならず、仕事に遅れたり休んだりしてしまうと、ご相談にみえました。
また仕事中に緊張からかひどい頭痛が出ることがあり、普通の鎮痛剤では効かないため、病院で安定剤を出してもらっていて、我慢できないときは飲んでいるとのことでした。
漢方薬は自律神経を調整するお薬と、体力を補い、気分を安定させるお薬を出しました。
飲み始めて2か月くらいで頭痛がかなり減り、安定剤を飲む回数は激減したということでした。漢方薬を飲んでいる、という安心感からか、電車に乗ってもパニック発作を起こすこともなくなり、仕事もちゃんと行けているということでした。

耳のふさがり、めまい、吐き気

28才 女性

仕事が忙しい時期が続いたある日、突然めまい、吐き気に襲わて、同時に耳の塞がり感を感じるようになりました。
病院に行くと、低音難聴とメニエール病の疑いありということで、薬が処方されました。
薬を飲んで、一端は症状が改善したものの、しばらくすると、また吐き気、めまい、耳のふさがり感がでてきてしまい、体質から改善したいとご相談にみえました。
漢方薬は気の巡りを良くするお薬と、吐き気、めまいを改善するお薬を出しました。
飲み始めて、すぐに吐き気は収まったということでした。その後、1か月後くらいにはめまいも収まりました。
耳の塞がり感はまだあったため、耳の専門の漢方薬に変更しました。また同時に鍼にも通ってもらいました。
体調はかなり良くなってきましたが、耳の塞がり感は良くなったり悪くなったりを繰り返していました。仕事が忙しかったり、ストレスがあると悪化するようでした。
耳の症状が完全に良くなったのは、1年を経過する頃でしたが、その後は再発しておらず、元気に過ごしているようです。

神経性胃炎

40才 男性

転職し、デスクワークに代わってから、胃腸の調子が悪くなり、食事があまり取れなくなり、1年間で10キロ近くやせてしまったということでした。
毎食後に胃もたれ、お腹も張りやすく、下痢しやすいということでした。
またやせてしまったために、体力もなくなり、疲れやすく、朝起きるのもとてもつらいということでした。常に強いストレスを感じているということでした。
漢方薬は胃腸の調子を整えるものと、ストレスに強くなる漢方薬を出しました。
飲み始めて2か月くらいで胃もたれ、胃痛が良くなり食べる量も増えてきたということでした。
5か月を過ぎたころには、体重も少しずつ戻り、体力も戻ってきたということでした。

のどの詰まり感

44才 女性

長い間のどの詰まり感と、気分の落ち込みに悩んでいて、ご相談にみえました。
また冷えとむくみもあり、体の水分代謝がかなり悪いようでした。
漢方薬はのどの詰まりを改善するお薬と、気分を安定させるお薬を出しました。
飲み始めて2週間くらいで気分がかなり良くなり、のどの詰まりも軽くなったということでした。
飲み始めて2か月を過ぎるころには、のどの詰まりはほとんど感じなくなり、気分もかなり安定し、むくみと冷えも感じなくなったということで、お薬を減らして飲んでいます。


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